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■溶かして冷やして結晶作り

  結晶というと,多くは小学校の実験で行う食塩の再結晶を思い浮かべるのではないでしょうか?ほかにもミョウバン,ホウ酸,雪の結晶・・・その形状は幾何学 的で,粉状では想像もつきません.ところが,右の写真のように,実験では見ることのない,更に神秘的な結晶も機械材料研究室で作ることができます.機械材 料研究室には結晶学に詳しい先生もいらっしゃるため,こういった結晶作成のアドバイスを得られます.この幾何学模様の結晶はビスマスで,迷路のような形状 に加えて虹色に輝く有名な結晶です.右図の結晶は機械材料研究室の機器を用いて作ったものです.



ビスマスの結晶

■電気炉を用いた鋼の熱処理

 熱処理は強度の向上や組織の改善に行われます.その場合800℃近くという高温で処理されますが,250℃~400℃の間で熱処理をすると,なんと色が 変化するのです.これらの色付き炭素鋼は,機械材料研究室にある電気炉で作成されました.熱処理温度,保持する時間,試験片の粗さが複合的に影響し,狙っ た色にすることは極めて難しいです.金色,紫色,青色の順に熱処理温度が低くなっています.


熱処理による炭素鋼の変色

■電子顕微鏡を用いて観察

 生物の実験で,顕微鏡を使ってプランクトンを観察しましたよね?それは顕微鏡の中でも『光学顕微鏡』接眼レンズと対物レンズによって像を拡大し,観測し ています.けれど,そんな光学顕微鏡でも花粉や髪の毛といった,更に小さいものは見えません.しかしそんな小さなものでも,電子顕微鏡を用いることで観測 できます.色はありませんが,目では見えない組織がわかります.右図は機械材料研究室周辺で採取したモクレンの葉の裏側を拡大して観察した様子です.


電子顕微鏡による葉の観察

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